ダウンロード版の送信方法



展開図データの容量が大きいので、無料でデータの受け渡しができる「宅ふぁいる便」を使用してお客様にデータをお届け致します。

データを受け取る側は会員登録等の手続きは必要ありません。


続いて「ファイル預かり」画面が開きます。ファイル名の横にある青色のダウンロード・ボタンをクリックするとダウンロードを開始します。


入金確認後、「宅ふぁいる便」からメールが届きます。何行か広告の文章が続いた後に「ファイルの受け取りはこちらから」と書かれた下にダウンロードページのアドレスが表示されます。

そちらをクリックして下さい。


ダウンロードしたファイルは「zip形式」で圧縮してあります。zip形式の圧縮ファイルを解凍するソフトをお持ちでない方はダウンロードしてインストールしておきましょう。


 webブラウザが起動し、「受け取り同意」画面が開きます。

「同意してファイルを受け取る」をクリックして下さい。


印刷方法


データ版「道頓堀ビル01」を例に印刷から制作過程を説明していきます。

 

解凍したZIPファイルの「道頓堀ビル」フォルダ内の「道頓堀01」を開くと3つのPDFファイルがあります。

 

●「道頓堀01_ビル01-03」はビル01~03の展開図データ(カラー)。

●「道頓堀01_ビル01-03_説明書」はビル01~03の制作説明書(モノクロ)。

●「道頓堀i01_ビル01-03_補強板」はビル01~03に貼る補強板を切り抜くための用紙(モノクロ)

 

 

展開図データはフルカラー、つやなしの厚紙で印刷。

説明書及び補強板切り用紙は普通紙、モノクロ印刷します。紙のサイズは全てA4です。

 

展開図データの印刷に使用するペーパークラフト用のインクジェット印刷用紙は色々発売されていますが、重要なポイントは「紙の厚さ」です。

しっかりとしたものを作るには「厚さ0.20mm以上」の商品をお勧めします。

 

ちなみに写真用の光沢用紙は、折り目がボロボロになるのでペーパークラフトには向いていません。

「道頓堀01_ビル01-03」を開くと道頓堀ビル01、02、03の展開図データがまとめて入っています。今回制作するのは道頓堀ビル01のみですので、印刷のページ設定で1ページと2ページのみを選択します。

サイズオプションは「実物のサイズ」もしくは「PDFのページサイズに合わせて用紙を選択」を選んで下さい。「合わせる」や「特大ページを縮小」を選ぶとページごとに縮尺が変わり、1/150サイズではなくなってしまいますのでご注意を。プリンターのプロパティで用紙設定を「スーパーファイン用紙」「高品位専用紙」などを選択して下さい。

プリンターのインクは絶対にメーカー純正品を使用して下さい。

安い互換インクは数多売っておりますが、どんなにオゾン対策などと謳っていても、かならず変色したり色落ちしたりします。8年前に純正品で印刷して制作したペーパークラフトをわざと窓際において色落ち実験しておりますが、未だ変色したり色落ちする気配はありません。互換インクは1ヶ月で変色したものもありました。値段は張りますが、ぜひ純正品インクで印刷して下さい。制作説明書、補強板切りぬき用紙を普通紙、モノクロ印刷して準備完了です。

道具と折り方


まずは必要な用具の説明です。

カッターマット、定規、両面テープ、木工用ボンド、カッター、ピンセットあと細かい部分を切り抜く際、便利なデザイン・カッター。

デザイン・カッター以外は全て100円ショップで購入したものです。

両面テープは”5mm幅”が一番使い勝手が良いのですが、最近生産を終了してしまったようなので残念です。

あとカッターの替え刃も買っておきましょう。

 

制作説明書をざっと読み、大まかな作業手順を把握したらいざ、制作開始です。

ですがプリント部品を切り抜く前に、まず”紙の折り方”について説明しておきます。

 

ペーパークラフトで主流な折り方が2つあります。”山折り”をする場合、印刷面が表面として、裏面から”山折り”する部分を鉄筆やインクのきれたボールペン等でなぞる「スジボリ」と、表から”山折り”する部分にカッターで軽く切れ目を入れて折り曲げる「ハーフカット」の2つです。

 

「ハーフカット」は折り目はシャープですが、印刷面を切るので紙の白地が出てしまうのが欠点。

「スジボリ」は紙の白地はでませんが、折り目が丸っこくなってしまうのが欠点です。

 

私は「ハーフカット」で、白地の部分は印刷色に近い色で着色してやります。経験上、この方法が一番キレイに仕上がると思っています。

ですので、まず部品を切り抜く前にこの「ハーフカット」作業を全ての”山折り”部分に施してゆきます。

私の作品の”山折り”は”黒破線”で表示してあります。やり方は”山折り”部分に定規を這わせ、カッターで軽くスッ、スッと1~2度、皮1枚切る感じで切れ目を入れます。

なぜ部品を切り抜く前にやるかというと、”黒破線”を部品外の部分までわざと伸ばして、折り曲げ箇所を分かりやすく表現していますので、一番最初にこの作業をやってしまいましょう。

 

逆に”谷折り”(赤破線で表示)は裏面から「ハーフカット」を行いますので、部品を切り抜いた後の方がやりやすいです。

部品の切り抜き


折り目の処理が終わったら、窓や入り口等の「キリヌキ」部分のカット作業を行います。

 

「キリヌキ」部分は大体、”スミ実線”で表記してあります。”スミ実線”ごと切り抜いて下さい。

あと建物・底面に「組み立て用キリヌキ穴」というものを”スミ破線”で表記してあります。

これは建物を組み立てる際、内側からノリシロ部分をしっかり押さえつけて接着できるよう、前もって穴をあけておく箇所です。

ここも切り取っておきましょう。

 

「キリヌキ」処理が終わったら、やっと部品の切り抜き作業に入ります。

基本は「小さい箇所から大きな部分へ」です。まずは長い箇所からカッターを入れがちですが、ここはグッと我慢して小さな「ノリシロ」部分から刃を入れていって下さい。

 

大きな部分を最初に切ってしまうと、部品の安定感がなくなり、よからぬところを切ってしまいがちです。

さらに「ハーフカット」作業を行っているので、小さいノリシロ部分はちぎれやすくなっています。くれぐれも慎重に。

 

少しでもカッターの切れ味が悪くなったと思ったら、ケチらずに直ぐに刃を折って替えて下さい。

ペーパークラフトは、カッターの切れ味で完成度がかなり変わってきます。

 

カッターの刃は小まめに交換しましょう。

 

「ノリシロ」部分を全てカットし終えたら、1個、1個、部品を切り抜いていきます。

全ての部品を切り終えた時点で、全工程の6割は終了したと思って下さい。

折り目の着色


プリント部品を全て切り抜いたら、折り目の部分を着色します。

「ハーフカット」処理を施した折り目は、かならず紙の白地部分が露出してしまいます。

この白地の部分を印刷色に近い色で着色してやることで、「紙っぽさ」を無くしてゆきます。

 

写真が着色を施した場合と、着色なしで組み立てた場合です。

着色しない方はいかにも「紙で作りました」という感じですが、着色した場合は遠目ではプラスチック製品と見間違うほどです。

部品1個、1個、着色作業を行うのは面倒だとは思いますが、高い完成度を望む方はぜひ、お試し下さい。

 

必要なのは水で溶ける水彩絵の具。私は学生の頃から使い慣れているポスター・カラーやアクリル・ガッシュを使用しています。

パレットは耐水性の紙で出来ているペーパーパレットが便利です。使い終わったら日めくりカレンダーのようにちぎって捨てられます。

文房具店や画材店で売られています。

 

あと手軽に着色できる道具としては、コピックペンのような水性ペンです。

こちらは塗った時と乾いた時の色が微妙に変化しますので、色見本表を作っておくと便利です。

 

写真のように、部品を折り曲げ着色してゆきます。

組み立て後に着色作業を施そうとすると結構大変ですので、組み立て前に行うことをお勧めします。

 

補強板の接着


プリント部品の折り目の着色作業が終了後、ペーパーのみで制作する人は次の項目「部品の組み立て」に進んで下さい。

ここではプリント部品の裏に補強板を貼り付け、より頑丈にしたい方への説明です。

 

補強板に使用する材料は厚さ1mm~2mm程度の厚紙やスチレンボード、プラバンやコルク材等それぞれ扱いやすい素材で構いません。

普段私は厚さ1mmのスチレンボードを使用していますが、白いプリント部品の裏側に白いスチレンボードを貼っても写真栄えしないので、

今回はややぶ厚いですが、100円ショップで売っている5mm厚のカラーボードを使用しての説明になります。

 

普通紙にモノクロ印刷した補強板・切りぬき用紙(reinforcement)をセロテープでカラーボードに貼り付けます。

それを補強板・切りぬき用紙ごとキリトリます。

切り取った部品には部品名を記入しておいて下さい。

あと上下がある部品に関しては、上方向に「UP」と表記されていますので、それも記入しておいて下さい。

 

基本、補強板・切り抜き用紙を貼った面が「表面」、プリント部品に貼る面です。

その「表面」に両面テープを貼っていきます。

木工用ボンドでも構わないのですが、木工用ボンドを広い面積にたっぷり塗ると、ボンドの水分が印刷面に染み出し変色する場合があります。

大まかに両面テープを貼り、残りの部分を木工用ボンドで補えば、ボンドを塗る面積が最小限で抑えられます。

補強板を貼るとき角に合わせて貼りたくなりますが、折り曲げた時写真の様に補強板同士がぶつかり、きれいに折り曲げられなくなります。

 

かならず角から1~2mm離して貼って下さい。

 

離す距離は補強板の厚さによって変わってきます。厚めの補強板を使用する方は、ぶつからないようさらに小さく切って下さい。

 

説明書通りに全て貼り終えたら、最後の工程「部品の組み立て」です。

部品の組み立て


それでは最終工程「部品の組み立て」です。

 

基本、木工用ボンドでの接着ですが、長いノリシロ部分は両面テープでの接着をお勧めします。

理由はたくさんのボンドを塗ると水分で”たわみ”ができ、さらに水分が印刷面ににじみ、変色する場合があるからです。

特にビルのような直線的な建物がたわみ、歪んでいると見ていてとても不自然です。

キッチリ・しっかり組み上げる為に、両面テープを一番最初に貼っておきましょう。他の部品を接着してしまってからでは大変ですよ。

 

ちなみにノリシロ幅はほぼ5mmになります。

 

小さい部品は「つまようじ」を使って木工用ボンドをノリシロにつけて、ピンセットで挟むように接着してゆきます。

私が設計するペーパークラフトは、初心者には難しい曲線の構造はなるべく作らないようにしています。

基本、直方体の組み合わせで出来るように心がけていますが一見簡単そうな直方体の組み上げ、接着する順番があります。

 

一番右上の写真のように最後にノリシロを中に入れ込む形にしてはダメです!

 

中でノリシロが折れ曲がったり、側面の小さなノリシロがきちんと接着しきれてない状態になりやすいです。

ですので2段目左端の写真のように最後はフタをするような形で接着するのが、直方体をきれいに組み上げるコツです。

 

最後にノリシロがない面が残るよう、常に考えながら組み上げて下さい。

 

私の設計パターンは、部品の上面か底面。看板タイプは裏面にあたる部分がノリシロのない面になります。

 

次に私の設計でよくあるパターンは「入り口」の接着です。

建物本体の裏から、まず床面にあたる部分から接着します。

床の面積が小さい場合は木工用ボンドで構いませんが、広い場合はやはりボンドの水分で紙がたわみ、床が波打った感じになり、

”手抜き工事のビル”みたいになってしまいますので両面テープとの併用をお勧めします。

左右、上の順番でノリシロを接着します。

 

建物・内部の部品をすべて接着したら、建物を組み上げます。

 

長いノリシロは割り箸などを使って、押さえつけて下さい。

 

天井面は「front(建物・正面)」の表記を合わせ、接着します。

 

底面を切り抜いて、開けておいた制作用穴から、割り箸を使って天井面をきっちり接着させます。

 

建物・本体が組みあがったら、小さな部品を接着していきます。

小さな部品で上下が分かりにくい部品には、かならず「UP(上)」の表記がしてありますので、それを参考に接着していって下さい。

 

全て接着したら完成です。

 

上手く作れましたでしょうか?

 

 

その他、質問などありましたら下記メール宛までご連絡下さい。

「ペーパーストラクチャー」pepast@ad.em-net.ne.jp